転職を決めるとき、「逃げじゃないか」と自分を責めた。
今ならはっきり言える。逃げてよかった。
5年間耐えた職場を離れた理由
派遣社員として大手自動車工場で5年間働いた。
残業は毎日22〜23時まで。給与は低く、将来の見通しが立たなかった。それでも「石の上にも三年」という言葉を信じて耐え続けた。
限界を超えたのは、上司からのパワハラだった。「殺すぞ」という言葉を日常的に言われた。精神的に追い詰められ、ある朝、出社できなくなった。
転職活動で気づいたこと
転職サイトを開くと、キラキラした言葉が並んでいる。「風通しのいい職場」「裁量が持てる環境」「成長できる会社」。
これが嘘だとは言わない。でも、全部鵜呑みにするのは危険だ。
面接では必ず「なぜ辞めたんですか?」と聞かれる。ここで正直すぎても、嘘をついても、どちらも裏目に出る。
僕が学んだのは、「なぜ辞めたか」ではなく「次に何をしたいか」に変換して話すことだ。過去の不満ではなく、未来の意志を語る。これだけで印象が変わる。
転職後のリアル
転職後、給与は少し下がった。でも手に入ったものの方がずっと大きかった。
毎朝、出社するのが怖くない。残業は減り、自分の時間が増えた。新しいスキルを学ぶ余裕が生まれた。
精神的な余白ができると、人は動き出す。僕がWebデザインの勉強を続けられたのも、この余白があったからだ。
2026年に転職を考えているあなたへ
転職市場は変化している。
AIの普及でホワイトカラーの仕事が変わり、「今の会社にいていいのか」という問いを持つ人は増えた。転職サービスのAIマッチングが進化し、以前より自分に合う求人に出会いやすくなった。
でも変わらないことがある。「自分がどう生きたいか」を考えずに転職しても、環境が変わるだけで同じことを繰り返す。
転職はゴールじゃない。どう生きるかを整理するための、一つの手段だ。
逃げるように会社を離れた僕が言う。逃げることは弱さじゃない。
自分を守る選択だ。
大切なのは、逃げた先で何をするかだ。

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